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読んだあとに色んなことを考えます『空に唄う』 [小説]
(ストーリー)
初めて通夜で読経することになった海生。
熱気味でぼーっとする。そんな中、一人の美しい女性をみることになる。
おかしなことに故人が中に入っている棺の上で。。。
この事実に誰も気づかない。そしてその顔には見覚えが。。
そして海生とその子の不思議な生活が始まる。
これは海生のやさしさに包まれた小説です。
(感想)
本書は『野ブタ。をプロデュース』をかかれた白岩玄さんの作品です。
初めてこの人の作品を読んだのですが結構すきです。
ちなみに以前、田中渉+松久淳の本でいったような透明感の
あふれる作品でした。
そして読んだあとに不思議な気持ちが残る本でした。
こういう本はなぜかいつまでも心の中に残りますよね。
でも大絶賛という感じではないんですけどねー。
ゴールデンウィークとかに少しのんびりとよむのはいいかもと
おもうような本です。
(お勧め度)
★★★☆☆
経済+ミステリーの傑作!『マネー・ロンダリング・ビジネス』 [経済小説]
(ストーリー)
日本の大手損害保険会社中央火災が米国の
テキサス・カジュアルティ・インシュアランス(TCI)を
買収したのは2000年。当初は黒字を計上していた
この会社が連続赤字を計上し始めた。
そんな中、管轄する国際部門を飛び越して
赤字解明のために派遣された滝田。
国際部門の厚い壁、TCI社長の操作妨害。
そして思わぬところから、TCIが不振な取引を
行なっていることを知ることになる。
一つ一つは怪しくとも一見関連性がなく
みえるのだが、滝田は思いよらない発見をする。
描いたサスペンス経済小説。
(感想)
非常に面白かったです。著者の志摩氏の作品は
いつかよみたいなぁと思っていたのですが、金融関連では
なかったので二次候補になっていましたー。
そしてようやく金融に焦点をあてたのがでてきたので
すぐ買っちゃいました。
そしたら、予想以上に面白い小説ですぐ読めましたー。
適度にストーリーを分散化していろんなことを楽しめてよかったです。
あと出てくるスキームとかは非常にシンプルなものですが
こういうのが出てくると面白みが増しますよね。
ぜひ読んで雰囲気を感じてみてください。
(雑感)
それにしても今まで顧客のプライバシーを第一にしてきた
スイスがOECDに準拠するようになるんですねー。
時代も変わったなと思いました。
(お勧め度)
★★★★☆
(wikiで復習)
マネーローンダリング
タックス・ヘイブン
自転車ビアンキは北へ向かって『走ル』 [スポーツ小説]
(ストーリー)
夏休み明けの試験が終わった昼下がり。
物置の奥でみつけた自転車の修理が終わって家に届けられた。
そして、「オレ」の深夜2時八王子から学校のある四谷までの旅が始まった。
部活の朝練で皇居の周りを走っていると、ふと北に向かいたくなった。
秋葉原を抜け、荒川にでるともう止まらなくなった。授業をさぼって
宇都宮までいく。すぐに折り返せば間に合う距離。
それでも折り返せない「オレ」。
どこまで行けば気が済むだろう。そして何のために走っているのだろう。
そしていつになったら帰るのだろう。
ただがむしゃらに北を向かう「オレ」の旅をつづった小説。
(感想)
もう少し拘束されていない大学時代にはこんなことをやりましたよね。
ちょっと現実を横に置いて好きなだけ走ることに専念しました。
それにしても最近思うのですが本当にスポーツ小説というか
運動を通じたものは本当にいいですねー。
今後読んだものをいろいろと紹介したいと思いますが、
最近結構はまっています♪
季節も良くなってきましたし、夏までのダイエットに
皆さんも何かに取り組んでみたらいかがでしょうか?
そんなきっかけになるような本を紹介できればと思います!
そういえば明日は東京マラソンですねー。
私の家の前の通りもマラソンのコースになっているということなので
明日は下に行って応援したいと思います!
で、この本の感想に戻るのですが、自転車でずーっと走り続ける
非現実とメールで得られる高校の友達の現実。
そしてずる休みや友達に嘘をついているという後ろめたさ。
いろんな思いがわかりやすくて、似たような経験をしたことがある人は
すごい共感できるのではないかなと思います。
ぜひ読んでみてください!
高校生活バンザイ!『吉野北図書委員会』 [小説(感動系)]
(ストーリー)
川本かずら、武市大地と岸本一は誰もが認めるような仲良し図書委員。
とくにかずらと大地は付き合っていると思われるほど。
それほど、心地よい空気が流れていた。かずらもそんな居心地が好きだった。
しかし、2年生になって大地は後輩の図書委員の娘と付き合い始めた。
かずらの中で生まれる微妙な心の変化と戸惑い。
そんな3人をみていた藤枝高広。さえないかずらにかつをいれようとする。
不器用な藤枝もまた思いを持っていた。
どこか懐かしく、そして温かい高校生活を描いた作品(あっ、舞台は現代ですけど
)。
(感想)
手に取ったきっかけはシリーズの2作目が平積みされていたから。
読んで本当によかったです。あの時買う決断をして本当によかったなぁ~と改めて思います!
本書では高校生の淡い想いがきれいに、そして大切に表現されています。
誰もが経験するこのもやもや感や自分なりの納得の仕方。
それがあたかも自分の経験のように感じられるのではないでしょうか?
文章も読みやすいので、お時間がある方はぜひ読んでみてください。
本書はダ・ヴィンチ大賞の編集長特別賞受賞作品です。
納得の受賞作のような気がします。他にも面白い本が受賞していますので
受賞作しばりでよんでみるのもいいかもしれませんねー。
ダ・ヴィンチサイト
wikiサイト
(お勧め度)
★★★★☆
ロミオとジュリエットをポップに『親指の恋人』 [小説(感動系)]
(ストーリー)
江崎澄雄は大学3年生。誰もがうらやむ環境だった。
家は六本木ヒルズ、父親は外資系投資銀行の社長。
就職活動の時期になって周りが動き始める中、どうしても真剣になれない日々が続いていた。
父が進めるビジネススクールにも興味が持てず、出会い系サイトにアクセスしたある日。
ジュリアと名乗る人物から返信が届いた。サクラと思いながらも続けてしまったメールの数。
いつの間にかジュリアが澄夫の心の中にいつくようになった。
六本木ヒルズに住む澄夫と謎のジュリアの恋は成就するのか?
生まれた環境があまりに違う二人の仲を描いた小説。
(感想)
石田衣良さんの本は過去に何度か紹介させていただきました。
読みやすいのでついつい手に取ってしまうんですよね![]()
本作もそのようにしてとったのですが、ここで紹介した本
『眠れぬ真珠(http://blog.so-net.ne.jp/gogoes/2009-01-04/trackback)』のあとに
読むと少し子供っぽいなぁと思ってしまいます。あとちょっと現実味がない気もします。
ただ相変わらず読みやすいので最後までだーっと読んでしまいましたが。。。
個人的にはそこまでお勧めではないですが、石田衣良さんの文章が好きだったり
気分転換したいのであればいいかもしれません。一読あれです。
(お勧め度)
★☆☆☆☆(個人的にはほかの本がもっと好きなので厳しめかもしれません
)
沖縄ってやっぱりいいですよね!『カフーを待ちわびて』 [小説(感動系)]
上が文庫なのでそちらのご購入をお勧めします。。。。
(ストーリー)
消極的な性格の明青がある神社の絵馬で書いた
いたずらに近いメッセージ。
『嫁に来ないか。幸せにします
与那喜島 友寄明青』
明青が忘れかけていたある日、ある手紙が届いた。
その手紙には絵馬をみたとのこと、そして近いうちに
明青のもとを訪れるとのメッセージが書かれていた。
差出人は幸という人からだった。
手紙に戸惑う明青。
幸はいったい誰なのか。
そして知ることとなる衝撃的な事実。
(感想)
非常に良いです!映画化のCMをみて原作を読みました。
(ただ、映画は見ていないわけなのですが。。。)
沖縄でふんわりとしたストーリーを描くわけではなく、
どっしりとした内容のものを書いています。
取材もちゃんとされているみたいで、流れている空気に
リアリティがあるきがします。
お勧めの本です。
あと、タイトルのカフーに注目しながら読んでみると
最後にいろいろと考えさせられちゃいます♪
帯をちゃんと読んだらラブストーリー大賞受賞作なのですね。
このあいだ紹介した『守護天使』(http://blog.so-net.ne.jp/gogoes/2008-11-09/trackback)もそうなんですよね。
意外と注目の賞かもしれないです。
日本ラブストーリー大賞サイト
(お勧め度)
★★★★☆(映画もみてみたいですね~)
思いが錯綜、君は本当に僕の恋人?『パラレルワールド・ラブストーリー』 [小説]
(ストーリー)
敦賀崇史は大学院卒業後も就職したバイテック社でリアリティ工学の基礎研究を続けていた。
ヒトの脳を介したバーチャル・リアリティの実現性を研究する日々だった。
そんな中、日々乗る電車に並行して走る京浜東北線の車両に運命の人を見つけた。
彼女との偶然の出会いは唯一無二の親友で同僚の智彦を介して行われた。
彼女は智彦の恋人だったのだ。受け入れがたくも目の前にある事実を受け入れようとする崇史、
思いは錯綜を極めることとなる。そしてある日起きると、その女性は自分の恋人となっていた。
人間の記憶が新たなる現実を作り出す世界。はたしてどちらが真実なのか。。。
(感想)
最後に謎解きがあるのですが、文系のわたしには非常に納得のゆく考え方でした。
理系の方、特にこの分野を専門とされる方にはどうかわかりませんが、おもしろかったです
(もちろん最後がすごい勢いではしょっているという感もあるのですが(笑))。。。。
途中、時間軸もいろいろと飛ぶのですが、主人公と同様にいろいろ混乱しながら
読み込んでいくとあっというまな気がします。
さすが、ベストセラー作家の東野圭吾さんですね。
(お勧め度)
★★★★☆(ふりまわされるのに慣れると読みやすいです。)
(雑感)
いつかセミナーで人間の記憶は時系列に整理するのが非常に苦手と聞いたことがあります。
その結果、目標をなるんだというふうにとらえるとストレスなく目標に到達するように
マインドがむかうというはなしです。
ちなみに詳しくは以下の条件で検索してみてください。
『4行日記 川井かおる 日本郵政公社・郵政大学校教官 』
ふとこの小説を読んで思い出しました。非常に興味深いような気がします。
就職活動は間違いなくこんなかんじ!『シューカツ』 [小説]
(ストーリー)
鷲田大学3年生水越千晴は友達6人と一緒に就職活動の勉強をする
シューカツプロジェクトチームを始めた。
目標は倍率の高いマスコミ業界へ『全員で合格!』。
情報シェアしつつ、みんなで各々のエントリーシートに対してだめだししたりして
千晴も含めた7人それぞれの就活がスタートした。
果たしてみんなの就活はどうなるのか。。。。
現代っ子の就職活動がぎっしりつまった一冊!
(感想)
私の就職活動もこんな感じだったような気がします。
インターンが始まって、就職活動のためにグループなって
少し勉強会みたいな交流会をして。。。
今思うと面白い瞬間ですよねー。ほんとに。
そしてそんな数ヶ月で就職先が決まってもうあっというまに数年が立っているわけで。。
人生って本当に不思議。
ちなみに本書では早稲田(あっ、本では鷲田大学となっています(くるしい
目指すわけですがその中で、「あっ、成長したな」って瞬間が出てきます。
それは私も経験した事があるきがします。
大学の頃にやったことを話していたことのうけがいまいち受けが良くなくて
あっ、ダメなんだ。じゃー、何をしてきたんだろうって考えに考えて違う方向に転換したら
それ以降はあれよあれよって感じで進みました。
だからこのエピソードもすごい納得できるんですよね。
就職活動のヒントが隠れているし、忘れちゃいけないことがちゃんとかいているような気がします。
ぜひ読んでみてください!!
(wikiで最近の就職をチェック)
(就職活動)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%B1%E6%B4%BB
確かに2006年最高の恋愛小説だったかも『眠れぬ真珠』 [小説(感動系)]
(私は単行本を買ったのですが、数日後に文庫が出ていました
(一瞬ストーリー)
逗子に身をおく版画家内田咲世子は新聞などの挿絵を描きながら生活をしていた。
若い頃に一度結婚にした咲世子も45歳になった。
そんな咲世子の人生を一瞬にしてかえるような出会いが訪れる。
生涯にわたって結ばれる事なんて望まない。
この恋が最後でもいい、そう思える恋に咲世子はであった。
果たしてどういう展開をするのか。そしてどういう結末を二人は迎えるのか。
横帯にあるとおり『もう一度だけ、本気の恋がしたくなる「2006年No.1の恋愛小説!」です』
(感想)
前半の高揚感。
中盤の寂しさ。
後半の展開。
いずれも色んな本を読んでいてもなかなか味わえないものです。
(ちなみに本当はもっとちゃんとした言葉を選びたかったのですが、ネタバレになるのでやめました・・・)。
男女問わずパールな輝きをもったひとになりたいですね(本を読んでみてくださいね!)。
ちなみに最近石田衣良さんの作品を読んでいなかったのですが、友達から進められて
読んでみた作品なのでほんとうに見っけもんでした。
でも単行本がすぐ出ると教えてくれたらもっと感謝したのに~~(笑)
そして島清恋愛文学賞というものにも注目ですね
過去の受賞作品
http://www.city.hakusan.ishikawa.jp/kyouiku/bunka/simase/simase_sakuhin.jsp
ちなみにwikiはわかりやすくまとまっています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B3%B6%E6%B8%85%E6%81%8B%E6%84%9B%E6%96%87%E5%AD%A6%E8%B3%9E
今年最高の本かも?『予想どおりに不合理』 [ビジネス書]
(内容・感想)
経済学の前提は人間が合理的に物事を判断できるということ。
ただ実際の物事を我々がみるに必ずしもそうでないことがわかる。
そんな事象を研究して経済活動を説明する行動経済、本書では
数十の実験を紹介し、いかに予想したとおり不合理に動いているかを説明している。
例えばこの本は以下の実験から始まっている。
エコノミストが以下のキャンペーンを行なっていた。
★エコノミスト・ドット・コムの購読・・・59ドル
★印刷版の購読・・・125ドル
★印刷版とエコノミスト・ドット・コムの購読・・・125ドル
いずれも1年契約だとしたらどれを選ぶでしょう。
普通の人だったら印刷版を選ぶ事は無いでしょう。
実験を行なったMITの学生もそのとおりでした。
結果は1つ目と3つ目に分かれます。
ただこれが下のような選択肢に変わると人間の考え方は
突然と変わるらしいです。
★エコノミスト・ドット・コムの購読・・・59ドル
★印刷版とエコノミスト・ドット・コムの購読・・・125ドル
人間ってあまり賢くないのですね(笑)。
これにはまってしまった人はぜひ買ってください!
他の実験もなるほどって思ってしまいますよ。
(お薦め度)
★★★★☆(+0.5年末に良書に出会えました。)
(wikiで復習)
(行動経済学)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%8C%E5%8B%95%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6
英語の方が詳しいです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Behavioral_economics
著者のホームページです。
http://www.predictablyirrational.com/?page_id=5
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